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【動画制作】契約後の「追加費用...
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著者:庄司 優 公開日:2025/12/8 12:54
【動画制作】契約後の「追加費用」を防ぐには?プロが教える見積もり・契約書の必須確認リスト

株式会社トラストスタジオの庄司です。
動画制作を依頼する際、もっとも避けたいのが 「契約後のトラブル」ですよね。
特に多いのが、いざ制作が始まってから
「修正をお願いしたら追加料金を請求された」 「撮影データをもらえると思っていたら別料金だった」
といった、認識のズレによるトラブルです 。
これを防ぐためには、契約書にハンコを押す前の「すり合わせ」が何より重要です。
今回は、私たちプロの視点から 「契約前に必ず確認しておくべきチェックリスト」をご紹介します。
▼ 動画で内容を確認したい方はこちら
1. 「修正」はどこまで無料?境界線を確認しよう
契約時、一番トラブルになりやすいのが 「修正回数」と「対応範囲」です 。
単に「修正2回まで無料」と決めるだけでなく、 「どのような作業が修正に含まれるのか」 を具体的に握っておく必要があります。
■「軽微な修正」とは?(基本プラン内)
一般的に、以下のような微調整は「軽微な修正」として扱われ、無料(修正回数の範囲内)で対応できることが多いです 。
テロップ修正 (文字の内容変更、誤字脱字の訂正)
デザイン調整 (「文字色を変えてほしい」などの色味やレイアウト調整)
素材の変更 (インサートカットなどの差し替え)
加工処理 (モザイク処理の追加など)
■「大幅な修正」とは?(追加費用が発生)
一方で、以下のような変更は「修正」の枠を超え、追加費用が発生する可能性が高いです 。
企画の変更 (元々の構成をガラッと変える)
再撮影 (インタビューの撮り直しが必要になる変更)
【なぜ追加費用がかかるの?】 動画制作は「企画構成を決めてから撮影・編集」という工程で進みます 。
後から構成をひっくり返すと、追加の人件費や機材費がかかるだけでなく、最初に企画を決めた意味自体がなくなってしまうためです 。
2. 「元データ」はもらえる?納品物の定義
「納品」=「完成した動画ファイル(MP4など)」だけとは限りません 。
よくある誤解が、 「撮影した素材データも無料でもらえる」 と思ってしまうことです 。
■撮影素材・編集データの扱い
基本的に、以下のデータは通常の制作費(プラン内)には含まれていません 。
撮影元データ(Raw素材) NGカットも含めた全ての撮影データ。基本的には納品対象外です 。
編集プロジェクトデータ 編集ソフトの作業ファイル。制作会社によりますが、制作費の20%〜50%程度の追加費用を支払えば譲渡可能なケースが多いです 。
「将来、自分たちで修正したいからデータが欲しい」という場合は、必ず契約前に相談し、見積もりに含めてもらいましょう 。
3. ショート動画への「転用」は別料金
最近増えているのが、 「10分のYouTube動画を作ったついでに、SNS用のショート動画(2分程度)も作ってほしい」 というご依頼です 。
これも「ついで」ではなく、「再編集」という扱いになり、追加費用がかかります 。
ショート動画用に構成を練り直し、編集し直す作業が発生するためです。
もし最初からSNS展開も考えているなら、契約書に「ショート版の制作費」を明記しておくのがスムーズです 。
4. データの「保管期間」はいつまで?
プロジェクト終了後、制作会社側で撮影データをいつまで残しておくかも確認が必要です 。
弊社の場合もそうですが、業務委託契約書では 「保管期間は1年間」 と定めていることが一般的です 。
1年経ったからといってすぐにデータを削除することは稀ですが、契約上は保証されません 。
「数年後にリニューアルしたい」となった時にデータがないリスクを避けるためにも、保管期間のルールは事前にチェックしておきましょう 。
まとめ:トラブル回避の鍵は「契約書への明記」
契約トラブルを防ぐために最も重要なのは、発注者と制作会社のコミュニケーションです 。
「言った・言わない」の揉め事を避けるためにも、今回ご紹介したような細かい条件を会話だけで終わらせず、
業務委託契約書などのテキスト(書面)にしっかりと落とし込む
ことが大切です 。
せっかく良い映像ができても、納品時にゴタゴタしてしまうと台無しです 。 お互いに気持ちよくプロジェクトを完了させるためにも、事前のすり合わせを徹底しましょう。




