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著者:庄司 優 公開日:2025/12/16 03:23

【採用動画】撮影当日の「緊張」や「台本」はどうする?プロが教える自然な言葉を引き出すコツ

こんにちは、株式会社トラストスタジオの庄司です。

企業様から映像制作のご依頼をいただき、企画が固まり、いよいよ「撮影当日」が近づいてくると、担当者様の表情に少し緊張の色が見えることがあります。

「出演する社員が、カメラの前でガチガチになってしまったらどうしよう」 「何を喋らせればいいですか? 完璧な台本を用意した方がいいですか?」

こういったご相談をいただくことは非常に多いです。 出演される社員の皆さまは、普段はデスクワークや現場作業をされている方々であり、プロの演者ではありません。不安に思われるのは当然のことです。

今回のYouTubeでは、そんな「撮影当日の気になること」をテーマにお話ししました。このブログでは、動画でお伝えしきれなかった部分も含めて、現場で私が大切にしている「空気づくり」や「演出の意図」について、少し深掘りしてお伝えします。

この記事は、こんな方に向けて書いています

・初めて採用動画や会社紹介動画を制作する企業の担当者様

・「社員がカメラの前でうまく話せるか心配」と不安を感じている方

・表面的な綺麗さではなく、求職者に熱量が伝わる動画を作りたい方

1. 撮影場所は「よそ行きの顔」より「普段の姿」で

まず、よくご質問いただく「どこで撮影するのが正解か?」という点についてです。 結論から申し上げますと、採用動画において最も効果的なのは「実際に社員さんが働いている場所」です。

具体的には、以下のような場所が挙げられます。

・オフィスや執務スペース

・店舗の売り場やバックヤード

・工場の製造ライン

・(営業職の場合)外回りの同行

なぜ「リアルな現場」が良いのか?

「オフィスが少し散らかっているから、綺麗な会議室で撮りたい」と仰る企業様も多いのですが、私はあまりお勧めしません。 求職者が見たいのは「よそ行きの顔をした会社」ではなく、「自分がそこで働くことになるリアルな現場」だからです。

背景に他の社員さんが動いている様子、使い込まれたデスク周りの雰囲気、現場の音。そういった「情報量の多さ」が、視聴者のイメージを膨らませ、「この会社、なんかいいな」「嘘をついてなさそうだな」という信頼感に繋がります。

もちろん、機密情報が映らないように配慮はしますし、あまりに乱雑な場合は整理をお願いすることもありますが、基本的には「飾らない日常」こそが最強のセットだと考えています。

2. インタビューに「完璧な台本」がいらない理由

次に、私が最も大切にしている「台本」についてです。 これは意外に思われるかもしれませんが、インタビュー撮影において「一言一句決まった台本」は、あえて作り込まないでくださいとお願いしています。

真面目な社員さんほど、失敗しないようにと回答を原稿に書いて、丸暗記してこようとされます。しかし、これをやってしまうと、映像の魅力が一気に落ちてしまうのです。

「台本」が引き起こす3つのデメリット

(1) 「話す」ではなく「読む」になってしまう 思い出しながら話す言葉は、目が泳ぎますし、抑揚がなくなります。「間違えずに言うこと」が目的になってしまい、感情が乗らなくなってしまいます。

(2) 予想外の「良い言葉」が出なくなる 台本があると、それ以上の言葉が出てきません。ふとした瞬間にポロっと出る本音こそが、映像の宝物になります。

(3) 緊張が増幅する 「一文字も間違えてはいけない」というプレッシャーが、出演者様を余計にカチコチにさせてしまいます。

目指すのは「リアルな言葉」

採用動画で学生さんに伝えたいのは、整った綺麗な日本語ではありません。「仕事が大変な時もあるけど、ここが面白いんだよ」という「熱量」です。

多少「えーっと」と言葉に詰まっても、文法が少しおかしくても、自分の頭で考えて出てきた「生きた言葉」の方が、視聴者の心には間違いなく刺さります。

そのため、弊社では「質問リスト」だけを事前にお渡しし、「なんとなく話す内容をイメージしてくる」程度にとどめていただくようお願いしています。

※もちろん、創業年数や売上などの「数字データ」に関しては、間違いがないようにしっかり確認を行います。

3. 「失敗しても大丈夫」な空気をつくるのが私の仕事

「台本なしで、素人がカメラの前で喋れるの?」 そう思われるかもしれませんが、そこで重要になるのが、当日の「環境づくり」と「プロの技術」です。

私が現場で意識しているポイントをいくつかご紹介します。

①いきなりカメラを回さない

現場に入って挨拶をして、すぐに「はい、本番!」とカメラを向けることはありません。 機材をセッティングしながら雑談をしたり、できれば撮影当日より前の「キックオフミーティング」の段階で私も同席させていただき、顔を合わせておくようにしています。

「撮影クルー」対「出演者」という壁をできるだけ取り払い、普段の上司や同僚と話しているような空気感を作ることが、私たちディレクターの役割です。

②「会話」で深掘りする

当日は、私から追加で色々な質問をさせていただきます。 「それって具体的にどういうことですか?」「その時、どう感じましたか?」と、会話のキャッチボールを繰り返します。

私たち制作サイドの頭の中には、「企画として欲しいキーワード」や「構成の意図」が入っています。 ただ答えてもらうのではなく、自然な会話の中で必要な言葉を引き出していきますので、出演者様はリラックスして会話を楽しんでいただければ大丈夫です。

③「編集」という最強の保険

そして何より、出演者様には「どんなに噛んでも、失敗しても、編集で私が良いところだけを繋ぐので安心してください」とお伝えしています。

・言い淀んでしまった時間 ・考え込んでしまった沈黙 ・言い間違えた箇所

これらは編集の技術でいくらでもカットできます。また、良い表情や良い言葉が出た瞬間だけを抽出して繋ぎ合わせることも可能です。 この「安心感」を持ってもらうだけで、皆さんの肩の力が抜け、驚くほど良い表情を見せてくれるようになります。

まとめ:準備すべきは「台本」ではなく「信頼」

撮影当日に向けて、担当者様に準備していただきたいこと。 それは完璧な原稿指導や演技指導ではありません。

・「この制作チームなら、ありのままを話しても大丈夫」という信頼

・「少しくらい失敗してもいいんだよ」という社内の温かい雰囲気

この2つさえあれば、良い撮影ができると確信しています。

私たちトラストスタジオは、ただ綺麗な映像を撮るだけの会社ではありません。 企画の段階から「御社の魅力はどこにあるのか」を徹底的に考え、当日はその「本音」を引き出すためのコミュニケーションを何より大切にしています。

「うちの社員、シャイだから喋れるかな…」と不安な担当者様も、ぜひ一度ご相談ください。 現場の空気づくりから、まるっとサポートさせていただきます。

この記事の著者

庄司 優

株式会社トラストスタジオ代表取締役。動画プロデューサー・ディレクター。採用動画や企業のYouTube活用に関する情報を発信中。

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