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著者:庄司 優 公開日:2025/8/6 01:00
採用動画は本当に費用対効果があるのか?担当者が知らないROIの落とし穴

「動画って、ぶっちゃけ費用対効果どうなの?」
採用担当者として動画活用を検討するなかで、避けて通れないのが「ROI(投資対効果)」というキーワード。
上司や経営層から、
「そもそも動画って効果あるの?」
「高い割に、数名しか応募がないんだったら意味なくない?」
といった疑問をぶつけられて、うまく説明できずにモヤモヤしたこと、ありませんか?
この記事では、採用動画のROIをどう捉えるべきかを整理しつつ、
「社内で説得しやすい考え方」や「やってはいけない失敗例」、そして実際に成果が出た工夫まで、実例ベースでお伝えします。
ROIってそもそも何?採用における考え方
ROI(Return on Investment)=投資対効果。
一般的には「かけた費用に対して、どれだけ成果があったか」を測る指標です。
例:広告のROI計算式(一般的なパターン)
ROI =(売上 − 費用)÷ 費用 × 100(%)
でも採用の場合、「売上」ではなく「採用成果」や「人的資本」が目的となるため、評価指標が変わります。
採用動画のROIを、どう定義するか
採用動画のROIは、以下の3段階で捉えると整理しやすくなります。
① 認知・共感の獲得(広く知られること)
例:YouTube広告でのインプレッション数、再生完了率、クリック率など
② 興味・行動喚起(関心を持ち、何かしらのアクションを起こす)
例:求人サイト経由のPV増加、会社説明会への参加率上昇など
③ 応募・採用成果(定量的な成果)
例:応募者数の増加、マッチング精度の向上、離職率の低下
動画は、単純な「応募数を増やす手段」ではなく、“温度感を上げるツール”としての役割が大きい。
だからこそ、「見られてからの反応」までトータルで見ることが大切です。
よくある誤解と“落とし穴”
❌「◯◯人応募がなかったら失敗」という評価軸
短期的な応募数だけでROIを評価すると、どうしても厳しい判断になりがちです。
たとえば――
・中途採用動画を出しても、実際の応募数は1ケタ台だった
・でもその1人が内定→入社後すぐに活躍中
・しかも「動画を見てこの会社に決めた」と話していた
この場合、「1人の採用で十分に回収できた」という見方もできるわけです。
❌「再生回数が少ない=失敗」という早計な判断
再生数が少なくても、
役員プレゼン時の資料として活用された
イベント会場で放映し、雰囲気を伝える武器になった
営業・広報と兼用して、他の部門からも感謝された
など、他部署と連携した“波及効果”が生まれるケースもあります。
「成果が出た採用動画」って、どんな共通点がある?
当社トラストスタジオでは、これまでさまざまな採用動画を制作してきました。
成果が出た事例には、いくつかの共通点があります。
✅ 活用シーンを事前に決めている
「求人LPに掲載する」「会社説明会で流す」「SNS広告で配信する」など、目的が明確な動画はブレません。
✅ 採用ターゲットに即した内容
たとえば、新卒向けには「社員の1日密着」が人気ですが、
中途採用では「現場社員による職場紹介」や「社長メッセージ」の方が刺さることも。
✅ 経営陣も“自分ごと化”している
「動画で何を伝えるか」を社内で共有しながら進めると、関係者が“発信する当事者”になってくれる。
これにより、公開後の社内外での活用率がグッと上がります。
成果が出づらい動画にありがちな失敗
⚠️ とりあえず作ってみた(活用がふわっとしている)
→ 公開タイミングがずれたり、リンクが埋もれたりして誰にも見られないまま終了。
⚠️ 社内プレゼンなしで制作スタート
→ 「なんでウチがこんな動画つくったの?」と社内で冷ややかな空気に。
⚠️ 誰に何を届けたいのかが曖昧
→ 結果としてターゲットにも社内にも届かない“自己満足動画”になりがちです。
事例紹介:制作費約60万円で、応募単価が半減した事例
ある地方の製造業企業では、中途採用におけるミスマッチが続いていました。
【Before】
応募単価:約5万円
入社後3ヶ月以内の離職:2人に1人
【After(採用動画導入後)】
応募単価:約2.5万円
離職率:約20%まで改善
動画の効果:職場の雰囲気や作業の流れを“リアルに”伝えることで、応募前にミスマッチを防止
この企業では「仕事の大変さ」も正直に動画で伝えていたのが特徴です。
その分、入社後のギャップが少なくなり、結果的にROIが向上しました。
では、費用感の相場は?
内容 | 目安金額(税別) |
|---|---|
企画構成〜撮影・編集(1日撮影) | 約30〜80万円 |
短尺動画(SNS用カット) | オプション:+5〜15万円 |
スチール撮影 | 10万円前後 |
※上記は当社事例ベース。撮影規模や出演人数によって変動します。
✏️ 採用動画、はじめてなら「話しやすいところ」から
動画のROIを正しく測るには、企画の時点から“使いどころ”を想定する必要があります。
とはいえ、最初から完璧を目指さなくても大丈夫。
「どこまで社内を巻き込むか」「どんな構成が向いているか」など、ざっくばらんに話せる相手がいるだけで、動き出しやすくなります。
私たちトラストスタジオは、はじめて採用動画をつくる企業様からのご相談も多くいただいています。
顔合わせから撮影後の活用設計まで、“一緒につくる”スタンスで進めています。
「そろそろ動画も必要かな…」と感じたら、まずはご相談だけでも大歓迎です。




