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採用動画の“稟議”を通すには?...

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著者:庄司 優 公開日:2025/10/31 00:26

採用動画の“稟議”を通すには?現場で本当にあった3つのコツ ――まずは小さく始めて、社内で味方を増やす方法。

この記事は、
「採用動画をつくりたいけど、社内の稟議が通らない」
「上司や経営層にどう説明すればいいかわからない」
と感じている人事・採用担当者の方に向けてまとめています。

トラストスタジオでは、採用動画の企画や制作を行う中で、
「作りたい気持ちはあるけれど、社内で止まってしまう」
という相談を数多くいただいてきました。

稟議が通らない理由はさまざまですが、
実際に現場でお手伝いしてきた中で見えてきたのは、
通らないのではなく、“通し方が整理されていないだけ”というケースが多いこと。

この記事では、実際の事例を交えながら、
採用動画の稟議を通すための現実的な3つのコツを紹介します。


稟議が通らないのは“普通”です。だから、段階を踏めばいい。

採用動画は、まだ多くの企業にとって「新しい取り組み」です。
経営層や上司の立場から見ると、
「今の採用活動でも応募は来ている」「動画の効果がわかりにくい」
と感じるのは当然のこと。

でも、だからこそ焦らず、段階を踏むことが大切です。

トラストスタジオにご相談いただく企業の多くは、
最初から大規模な映像制作を行うわけではありません。
まずは“試してみる”ところから始め、そこから社内に理解を広げていくケースがほとんどです。


1|まずは“トライアル動画”で小さく始める

いきなり大きな予算を通すのは難しいもの。
そこでおすすめしているのが、
“ショート動画でのトライアル制作”です。

たとえば:

  • 採用サイトやSNSに載せる1分前後の動画

  • 説明会の冒頭で流す「会社紹介ムービー」

  • 若手社員1名にフォーカスしたインタビューショート

このような構成なら、費用もコンパクトに抑えられ、
制作までの社内調整もスムーズです。

(目安として、30〜50万円前後のご相談が最も多くなっています。)

動画を小さく始めることで、“動画を導入してみた”という実績ができます。
これが、次の稟議で強力な説得材料になります。

■事例:製造業A社の場合

A社は「現場の雰囲気を学生に伝えたい」という目的で、
1人の若手社員に密着した1分動画を制作しました。
説明会で上映したところ、学生から「会社の空気が伝わって安心した」との声が。
この反応を社内報で紹介した結果、
他部署から「うちもやってほしい」と声がかかり、翌年にはシリーズ化。
社内理解が進み、予算も拡大しました。

動画を“社内理解を広げるツール”として使う。
この考え方が、稟議を通すうえで大きな武器になります。


2|“使い道”を明確にして、投資ではなく“活用設計”として伝える

稟議で通らない理由のひとつは、
「動画を作って何をするのか」が伝わっていないこと。

上司や経営層にとって重要なのは、
“どこで使うのか”“どう活かすのか”です。

たとえば、動画を次のように活用できると示すと、印象が変わります。

  • 説明会の冒頭で流して学生の集中を高める

  • 採用サイトのトップに掲載して、離脱率を下げる

  • 社内報や社内イベントで流して社内理解を促す

  • SNSで短く切り出し、採用広報にも展開する

1本の動画で複数の使い方を想定しておくと、
「使いまわせる投資」として納得されやすくなります。

■事例:不動産会社B社の場合

説明会用に制作した3分動画を、
SNS・採用ページ・社内総会・営業資料などに再編集して活用。
結果、同じ素材から6パターンの動画を展開できました。
「1本でこれだけ使えるなら」と社内の評価が上がり、
翌年の採用予算が20%増加しました。

動画は費用ではなく“資産”。
活用の設計図を描けるかどうかで、稟議の通り方が大きく変わります。


3|“効果”は数字だけでなく、“人の反応”で伝える

稟議で求められる「効果」。
もちろん応募数や再生数などの数値も大切ですが、
採用の現場で本当に響くのは、見た人の反応です。

「動画を見て応募しました」
「社員の雰囲気が伝わって安心しました」
「社内の空気が変わった気がします」

トラストスタジオでは、こうした“定性的な効果”を大切にしています。

■事例:サービス業C社の場合

動画公開後にアンケートを実施したところ、
「動画を見て応募した」と回答した学生が全体の26%を占めました。
また、面接担当者からも「動画をきっかけに話が弾むようになった」との声が。
社内でも「うちの会社の魅力を再発見できた」と好評でした。

数字だけでは伝わらない「社内の変化」こそ、
次の稟議で最も説得力を持つ成果です。


稟議は“説得”ではなく、“共感を生む共有”

稟議を「上司を説得する場」と捉えてしまうと、どうしても構えてしまいます。
でも、本質は“共感をつくる場”です。

「動画を作りたい」よりも、
「現場の声を伝えたい」「学生にリアルを見せたい」
といった“課題ベース”で話す方が伝わります。

たとえば、

「説明会でどれだけ話しても学生がピンと来ていない」
「社風の良さを伝えるのが難しい」

そんな課題を一緒に解決する手段として動画を提案する。
その姿勢こそ、社内を動かす力になります。


トラストスタジオが大切にしていること

――“通して終わり”ではなく、“社内で根づくまで”

トラストスタジオは、「動画を作る」だけでなく、
“社内で動画が根づくプロセス”を支援する制作会社です。

  • 稟議段階から一緒に“伝え方”を整理

  • まずは1分ショートなど“始めやすい形”を提案

  • 社内共有しやすい形での納品(短尺・再編集対応)

  • 効果報告用アンケートや発信計画のサポート

動画は、作って終わりではなく、社内で育っていくもの
最初は小さくても、きちんと運用していけば必ず社内評価は高まります。


まとめ:小さく始めて、大きく育てる

採用動画の稟議を通すための3つのポイント。

  1. トライアル動画で実績と社内理解をつくる

  2. 活用方法を明確にして、長期的な資産として説明する

  3. 数字より“人の反応”を稟議書に添える

採用動画の制作費は内容によりますが、
30〜50万円前後で始める企業が多く、最初の導入として現実的なラインです。
そこから社内の反応を見ながら、次の展開に広げていくのが理想的なステップです。

トラストスタジオでは、
「まずは社内で理解を得たい」「上司を説得する資料がほしい」
そんな段階から一緒に考え、企画・構成・撮影・編集まで伴走します。

この記事の著者

庄司 優

株式会社トラストスタジオ代表取締役。動画プロデューサー・ディレクター。採用動画や企業のYouTube活用に関する情報を発信中。

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